宮崎あおい、原田作品は「大変だと聞いていた」 タレ込みの犯人は堺雅人?
先週末公開を迎えた役所広司主演の映画『わが母の記』が、公開から1週間を迎えた5月6日(日)、観客動員数50万人突破の大ヒットを記念して役所さんを始め、宮崎あおい、原田眞人監督が舞台挨拶に登壇。それぞれに作品に込めた想いと喜びの胸中を明かした。
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昭和の文豪・井上靖の自伝的小説を映画化した本作。母に捨てられたという複雑な過去をもつ作家・伊上洪作が、認知症を患った母との暮らし、そして周囲の家族の支えを経て改めて母と向き合い過去の真相を知っていく心温まる感動作だ。
この日の舞台挨拶には“わが母”樹木希林の姿はなく、これに役所さんは「希林さんのいつもの毒舌を聞けないのは寂しいです。その代わり、“可愛い”宮崎あおいさんが忙しい撮影の合間を縫って来てくれました」と語り、会場の笑いを誘った。さらに本作に参加した感想を問われると「これまで力強く斬新な作品を撮り続けてきた監督が、故郷・沼津に腰を据えて本当に“日本映画”というふうに撮られたのは僕にとっても新鮮でした」と語り、原田監督と久しぶりのタッグを組んだ喜びをふり返った。
本作で原田作品に初参加となった宮崎さんは、「(クランク)インする前に、違う作品で(原田作品に)参加されたことのある役者さんから『大変ですよ』と伺っていました」と明かすと、原田監督から「誰、それ!?」とすかさずツッコミが! その迫力に押されてか「堺(雅人)さんです…、あっ! 名前言っちゃった(笑)」とタレ込みの犯人を暴露。慌てた宮崎さんは「『すごい素敵な人だけど、現場は大変だよ』と仰ってました」と、『ツレがうつになりまして。』に夫婦役で共演した“夫”堺さんを必死にフォローする一幕も。
この日、5月6日は本作の原作者・井上靖の生誕105周年の日でもあり、原田監督はこの記念の日に大ヒットの報告ができたことに感慨もひと潮といった様子で「特別な日です! 今日は晴れがましい気持ちでこの日を迎えることができました。ありがとうございます!」と上機嫌で挨拶。さらに「僕のこれまでの作品の中で一番評判がいいです。僕のことを嫌いな評論家も褒めたくれた(笑)」と率直過ぎる思いを明かし、会場を沸かせた。
本作はモントリオール国際映画祭での審査員特別グランプリ受賞を始め、世界中の映画祭で上映され高い評価を得ているが、この日新たにチェコ共和国で開催される長い歴史を持つカルロビバリ映画祭での招待上映が決定。開催地のカルロビバリが世界有数の温泉地でもあることから、原田監督は「『テルマエ・ロマエ』の阿部(寛)ちゃんがいるかもしれないなと思っています」と茶化しながらも頬を緩めた。最後に役所さんは、「海外でももっと多くの人々に観てもらって、そして息の長い映画になって、もう一度大ヒット舞台挨拶がしたい」と語り、舞台を締めくくった。
『わが母の記』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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