トミー・リー・ジョーンズ&メリル・ストリープ、絶妙な掛け合いで“夫婦”を語る
『プラダを着た悪魔』のデヴィッド・フランケル監督が、メリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズというWオスカー俳優で贈る
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夫婦の絆を見つめ直したいと思い立った妻・ケイと、変化を恐れるガンコで保守的な夫・アーノルド。夫婦カウンセラーのフェルド医師のもと、奇想天外な夫婦セラピーを受けるうちに勃発する“31年目の夫婦げんか”。互いの残りの人生をかけた夫婦の真剣勝負を、ユーモアいっぱいに描いた本作。
本作のメガホンを握ったのは、『プラダを着た悪魔』などで知られるフランケル監督とは再タッグとなるメリルは、誰からも恐れられるカリスマ編集長を演じた『プラダを着た悪魔』とはまったく正反対の役どころ。
本作では、平凡で愛らしい妻を演じている。それでも、長年連れ添った夫に対して思っていることをなかなか言えず、最後の手段としてカウンセリングに強行する、決死の女の行動力を発揮する。
「一般論だけど女性の方が人間関係について考えるのが好きだと思うの。改善の糸口を考えたりしてね」と語るメリル。しかし、「実際カウンセリングに行くと予想に反して、彼女は壁にぶつかることになる。逆に夫は展開に期待を寄せるようになるの」とメリルが言うように、本作は夫婦の擦れ違いが最終的にどう決着がつくのかが見どころだ。
また、『終戦のエンペラー』で現在来日中のトミー・リーは、本作では頑固だが、妻に押される寡黙な夫を演じている。
「一人になると居たたまれなくなる。何せ すべて妻に頼ってるんだからね。結局 アーノルドは文句を言いながらも(カウンセリングに)出向くが、実は深い関係を築くことが不安なんだ」と役柄を分析。妻に頼りきっているその姿は、民衆を引っ張る存在のマッカーサーを演じたとは思えない、また真逆の役どころだ。
そして、夫婦の関係を修復しようとするフェルド医師に選ばれたのは、『ラブ・アゲイン』や『怪盗グルーの月泥棒』のスティーブ・カレルについても明かしてくれている。
「全体的にはコメディーだから笑えるよ」というトミー・リーの言葉通り、夫婦のシリアスなテーマを笑いと感動で満たしてくれる本作を、まずはこちらの映像から覗いてみて。
『31年目の夫婦げんか』は7月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿シネマカリテほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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