『風立ちぬ』好発進に、宮崎駿「ほっとした」
本日(7月20日)、『風立ちぬ』から5年――スタジオジブリの宮崎駿監督の最新作『風立ちぬ』がついに公開を迎えた。全国343館454スクリーンで公開となり、この日を待ちわびていたファンが劇場を埋め尽くしている。
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宮崎監督が初めて“泣いてしまった”という、大人のラブストーリーを描いた本作。物語は、実在したゼロ戦の設計者・堀越二郎と同時代に生きた文学者・堀辰雄を掛け合わせた主人公・二郎の物語を描く。
「作品を一言でいうならば?」という質問に、スタジオジブリ・鈴木敏夫プロデューサーが「宮崎駿の“遺言”」と表現したほど監督の集大成と呼べるこの『風立ちぬ』。主人公の声をアニメーション監督の庵野秀明が抜擢されたり、約4分間にわたる劇場用予告編に「号泣した」「感動しすぎて、観た映画忘れた…」など、公開前からネット上でも大きな話題を呼んでいた。
そんな高い前評判と手ごたえをもって迎えた本日の公開初日。都内の劇場では、20代~30代のカップル層や10代の男性グループ、家族連れや熟年映画ファンなど、老若男女の幅広い世代で劇場は満席が相次いでいる。
20日の13時時点で、前作『崖の上のポニョ』('08/興収155億円)と比べ127%。“大人のジブリ”と評される本作にふさわしく、レイトショーの売れ行きも好調なことや、中高年層の平日の動員が期待できることから、『千と千尋の神隠し』('01/興収304億円)や『もののけ姫』('97/興収194億円)に迫る勢いだ。
無事に船出を終えた本作に、鈴木プロデューサーからは、「宮さん(宮崎監督)から『新しい試みだったので、お客さんが来てくれてほっとしました』と先ほど連絡がありました。安心したようで、よかったです」とのコメントが寄せられた。
『風立ちぬ』は全国東宝系にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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