日時:9月18日(木)18:30開場/19:00開映
場所:一ツ橋ホール(東京・神保町)
誠実な夫、美しい妻、優しい祖父、愛らしい娘。人も羨む理想の家族。しかし一度家に入れば全てが一変。妻役をリーダーに、祖国の為に非情な任務を遂行する、北朝鮮のスパイチーム。隣の家からは犬も食わない家族げんかが、日々垂れ流されてくる。“資本主義の馬鹿どもが”と罵りながらも、喧嘩をしたり笑い合うお隣の自由な様に、スパイたちは淡い憧れを抱き、瞼の家族像を重ねていく。そんな中、4人に下された指令は「隣の家族の暗殺」だった。
第26回東京国際映画祭でコンペティション部門にて「観客賞」を受賞した『レッド・ファミリー』が10月4日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開される。製作総指揮、脚本、編集は、『サマリア』でベルリン国際映画祭銀熊賞を、『嘆きのピエタ』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞して韓国の鬼才キム・ギドク。彼が南北統一の願いを込めて執筆した本作でメガホンを取るのは、本作が初の長編監督作となる、キム・ギドクの秘蔵っ子、イ・ジュヒョン監督。キム・ギドク監督の作品に強く影響を受けたというイ・ジュヒョン監督が、新人ならではフレッシュな視点で、この斬新な設定と全く先の読めないストーリーを見事に描きだし、キム・ギドク監督に「私が予想した以上の出来栄え」と言わしめたほど。ラストに待ち受ける衝撃と、胸が締め付けられるほどの感動に襲われる本作。こちらの公開に先駆けて『レッド・ファミリー』試写会に10組20名様をご招待。
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