【インタビュー】メアリー・マクドネル 海ドラ「MAJOR CRIMES」で見せる新たなる“女の顔”
ロサンゼルス市警重大犯罪課の面々が、難事件の解決に奔走する人気海外ドラマ「MAJOR CRIMES~重大犯罪課」。その中で、個性的なチームメンバーたちを率いるヒロイン、シャロン・レイダー警部を演じている名女優と言えば…
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
<ファースト・シーズン>の冒頭では、重大犯罪課のチーフに着任したばかりだったレイダー警部。仲間たちと共に数々の事件を解決し、チームの信頼関係も深まった<セカンド・シーズン>は、リーダーとしてのレイダー警部も変化を遂げている。「レイダーはこの仕事の特異性を理解してきた。特殊な集団をまとめる方法も身につけたわ。部下たちの能力を信じて、任せることもできるようになったの。さらに、<セカンド・シーズン>では女性としての一面まで見せるようになった。成長したから、自分を出せるようになったのね」。
レイダー警部の「女性としての一面」を語る上で欠かせないのが、彼女が引き取ったホームレスの少年・ラスティの存在。ある事件の目撃者だったラスティは、レイダーの家で暮らすように。時にほっこりもさせられる2人の“母子関係”は、エピソードを重ねるにつれどんどん深みを増していく。
「おかしな2人組よね。彼らは停滞した状況の中に2人で突っ込んでいき、尊敬し合うようになるの。母と子のような伝統的な絆も見て取れるわ。人間の本能的な関係性ね。でも、この2人は特別なの。大人の女性と10代の少年が最高の同居人になるって、すごいことだもの。違う環境に生きてきた2人がお互いを補い合うのよ。レイダーはラスティに愛情を抱き、将来素晴らしい人間になると信じている。彼女が持っている母親としての強さが、ラスティへの接し方に表れていると思うわ」。
また、<セカンド・シーズン>ではレイダー警部の知られざる一面も明らかに! これまでは謎に包まれていた別居中の夫・ジャックが登場する。「彼女はとんでもない夫とまだ結婚したままでいるの。愛情は冷めているのに不思議よね。ジャックを演じるトム・ベレンジャーは最高だけど! レイダーとジャックの間に何があったのか…、その秘密を知りたいものだわ。だって、彼女は長年夫と別居していても平然としているのよ。ラスティが来るまでの彼女はどんな生活を送っていたのか、興味深いところね」。
人間味あふれる女性として、優秀な警部として物語を牽引するレイダー警部あってのこその「MAJOR CRIMES~重大犯罪課」。ドラマの魅力について、メアリー・マクドネルはこう締めくくる。
「このドラマが素晴らしいのは、警察関係者の献身を描き出している点だと思う。司法制度を検証していることも興味深いわ。正常に機能しているところもあるけど、そうでないところも描き出されている。面白い試みだし、すごいことよね。ドラマの世界に触れることで、視聴者は考えさせられる。そういう点でも意味のある作品だし、すごくやりがいがあるわ」。
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