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【インタビュー】竹内結子×大竹しのぶ「感情が人を成長させる」『インサイド・ヘッド』で感情を熱演

日本を代表する二人の名女優が、ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』で洋画アニメーションの声優に初挑戦している。物語の舞台は11歳の少女の“頭の中”。彼女の幸せな成長を願う“感情たち”が、頭の中で大冒険を繰り広げる個性あふれるファンタジーだ。

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『インサイド・ヘッド』竹内結子、大竹しのぶ/photo:Nahoko Suzuki
『インサイド・ヘッド』竹内結子、大竹しのぶ/photo:Nahoko Suzuki 全 13 枚
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日本を代表する二人の名女優が、ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』で洋画アニメーションの声優に初挑戦している。物語の舞台は11歳の少女の“頭の中”。彼女の幸せな成長を願う“感情たち”が、頭の中で大冒険を繰り広げる個性あふれるファンタジーだ。

主人公はヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという5つの感情。女優の竹内結子が感情たちのリーダー的な存在で、感情の主・ライリーをハッピーしようと奮闘する“ヨロコビ”を快活に演じる。「いつでも前向きで、どこかあっけらかん。でも演じるうちに、ヨロコビの中にも悩みや迷いといったいろんな感情があると気づき、とても人間らしさを感じました。あっ、人間の中にある感情ですから、当然ですよね」と竹内さん。

一方、カナシミは他の感情たちとは距離を置きながら、「なぜ私は存在するの?」と思い悩むというキャラクター。演じる大竹しのぶは「とにかく後ろ向きで、少し甘えん坊。いつもそばにヨロコビがいてくれる安心感のせいで、やっかいな性格だけど、カナシミを演じながら、私自身は悲しむことに快感を覚えていましたね(笑)」とふり返る。ひょんなことから頭の中の司令部から放り出されたヨロコビとカナシミは手を取り合い、帰還を目指すが…。

「きっと誰もがなぜ、人間には悲しみという感情があるんだろうと思いますよね。ヨロコビにとっても、それは大きな疑問…。でもカナシミと一緒に冒険をしながら、実は悲しみこそが、他人に寄り添うために必要な優しさや、いたわりといった大切なものを担っていると気づくんです。この作品を見終わって、優しい気持ちになれるのは、そのせいだと思いますね。大竹さんの演技が、カナシミを一層愛おしい存在にしてくれますし」(竹内さん)。

この言葉に、大竹さんも「作品を通して、感情が人を成長させるんだと改めて実感しています」と深くうなずく。「必要なのは、人との触れ合い。ひとりぼっちでは誰も大きくなれませんから。これから成長するお子さんにはもちろん、いま悩みを抱える大人が見れば、過去の自分をふり返りながら、いまの自分を肯定できると思います。喜びがあり、悲しみがある。その逆もそうですし、人として大切なことを教えてくれる映画ですね」(大竹さん)。

世界中のファン同様、二人にとってもディズニー作品は大きな存在だ。好きな作品に『美女と野獣』と『シンデレラ』を挙げる竹内さんは、「常にすてきな夢を見せてくれる。女の子なら、誰しもお姫様願望がありますもんね」とウットリ。本作を手がけるピート・ドクター監督の『モンスターズ・インク』も大好きな一作で、「ラストのサリーとブーのシーンで、いつも大泣きしてしまう。あえてブーの表情を映さないのがいい!!」と声を弾ませる。

大竹さんは昨年、『マレフィセント』の日本語版主題歌「Once Upon a Dream~いつか夢で~」で美しい歌声を披露し、「いまも素敵な思い出です」。ディズニー作品の魅力は「どれだけ時間が経っても、色あせないところ」だと言い、「昔、娘と一緒に見た作品がいまもまったく古くならず、一緒に楽しめる。ミッキー・マウスが生まれた1928年から、ずっとその伝統が続いていると思うと、ウォルト・ディズニーさんの偉大さを感じます」(大竹さん)。

《text:Ryo Uchida》

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