【特別映像】ジョニー・デップ「まったくの別人」…共演陣を圧倒!『ブラック・スキャンダル』
主演最新作『ブラック・スキャンダル』の演技により、先日のピープル・チョイス・アワードで「ドラマ映画男優賞」を受賞し、その人気と実力を証明してみせたジョニー・デップ。このほど、その“大変身”ぶりで話題を呼んでいる
映画
洋画ニュース
-
『トンイ』女優ハン・ヒョジュ、ミラノで自由を満喫!飾り気のない姿に“ほっこり”【PHOTO】
-
ジョニー・デップ、「ピープルズ・チョイス・アワード 2016」でドラマ映画男優賞に!
-
「短くて面白い」が選ばれる新時代――新たな配信サービスの挑戦

1970年代のサウスボストン。ギャングとFBI、そして地元の政治家が密約を結んだ、アメリカの正義の根幹を揺るがす史上最悪の汚職事件を描く本作。ジョニーが、悪の頂点を極めた男ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーを振り幅マックスのなりきりぶりで演じていることでも注目を集めている。
届いた映像でもよく分かるように、今度のジョニーは素顔をすべて封印。薄くなった頭髪をオールバックに固めた特殊メイク、瞳にはブルーのカラーコンタクトを装着。革ジャンにボトムネックのジーンズで、「もはや本人」と言っても過言ではないほど、実在のギャングとのそっくりぶりを見せている。これは、メイクアップを駆使した数々のキャラクターを演じてきた彼の経験と、アカデミー賞3度ノミネートが証明する演技力が高いレベルで融合した賜物。それだけでなく、今回は実際にバルジャーのかつての仲間たちと面会するなど入念にリサーチ。風貌のみならず、話し方や思考までをトレースするかのような渾身の役作りで、実在のギャングの全貌に迫る様はまさに圧巻といえる。
しかも、残忍ながらも圧倒的なカリスマ性を誇るバルジャーは、「ワルではあるが善良」と地元で英雄視されていた側面もある。6歳の息子に「何かするときは周りに気をつけろ。仲間は注意深く選ぶことだ。誰も見てなければ、何もないと同じ」だと名言めいたセリフを言い放ったり、怒りを徹底的な暴力で相手にぶつける姿を見せたりと、目的のためなら手段も選ばないこの男の持つ“神話”に、登場人物たちも魅せられていったようだ。
監督のスコット・クーパーは、本作でのジョニーについて、「この役を徹底的に掘り下げて自分のものにした。バルジャーの真の姿に迫ろうとした」とコメント。バルジャーの実弟で大物政治家ビリーを演じたベネディクト・カンバーバッチも「ジョニーの不気味な雰囲気を醸しだした演技は秀逸だった」と、その撮影をふり返っている。
幼なじみのFBI特別捜査官コノリーを演じたジョエル・エドガートンは、「今回のジョニーは、コブラのように物静かでありながら危険で、人間くさくもある」と称賛、また、「彼の目に普段のジョニーの面影はまるでなかった。髪も歯も傷痕も、すべてが別人だった」と驚きの声を上げるのはコノリーの妻マリアンに扮したジュリアンヌ・ニコルソン。さらに、愛人役を演じたダコタ・ジョンソンも、「全くの別人だった」とギャングが憑依したかのようなジョニーとの現場を明かしている。
バルジャーになって暴れまくるジョニーの怪演シーンも盛り込まれた、この特別映像。初共演のベネディクトが、「見事な役作りだ。冗談抜きで、彼から目が離せなくなる」と圧倒されるその姿を、こちらから確かめてみて。
『ブラック・スキャンダル』は1月30日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
特集
関連記事
この記事の写真
/