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【予告編】イタリア女性の“脱出系”ロードムービー『歓びのトスカーナ』

イタリア版アカデミー賞「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」にて作品賞を含む5部門受賞に輝いた『歓びのトスカーナ』が、7月上旬、日本公開されることが決定。色彩豊かなトスカーナを舞台に2人の女性の逃避行を描いた本作から、予告編が解禁となった。

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『歓びのトスカーナ』 COPYRIGHT(C)LOTUS 2015
『歓びのトスカーナ』 COPYRIGHT(C)LOTUS 2015 全 6 枚
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イタリア版アカデミー賞「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」にて作品賞を含む5部門受賞に輝いた『歓びのトスカーナ』が、7月上旬、日本公開されることが決定。色彩豊かなトスカーナを舞台に2人の女性の逃避行を描いた本作から、予告編が解禁となった。

物語の舞台は、光が降り注ぎ、風が抜け、緑あふれるトスカーナにある、精神を病んだ人々が集う診療施設。虚言と妄想癖で周囲を振り回してばかりのベアトリーチェ、そして過去の出来事から自分を傷つけてばかりのドナテッラ。ひょんなことから施設を抜け出した正反対の2人は、破天荒な逃避行を繰り広げるなか、いつしかかけがえのない絆で結ばれていく――。

悲しくも可笑しい女たちの姿に、最後には温かな涙があふれ出す人生賛歌。イタリア映画界の名匠パオロ・ヴィルズィ監督が、『人間の値打ち』に続いてヴァレリア・ブルー二・テデスキとタッグを組み、最高の友情を手にした女たちを描き出した。

イタリア版アカデミー賞として名高い「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」では、最多17部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演女優賞(テデスキ)、ヘアスタイリスト賞、美術賞の5部門を受賞する栄誉に輝き、ナストロ・ダルジェント賞(イタリア映画批評家協会賞)でも5冠(最優秀主演女優賞、最優秀監督賞など)。また、第69回カンヌ国際映画祭「監督週間」に正式出品されたほか、各国で数々の賞を受賞している。

解禁された予告編は、女優・萬田久子の優しいナレーションで始まり、さまざまな理由から診療施設で暮らす人々の姿を映し出していく。ある日、おしゃべりで陽気なベアトリーチェの前に、わが子から引き離されたという新入りのドナテッラがやってくる。全身タトゥーだらけの上、自分の殻に閉じこもろうとするドナテッラに興味を抱き、彼女の過去の“秘密”に感づいたベアトリーチェは、ある日、隙をついて2人きりの脱走をはかる。

行く先も決めずバスに乗り込み、時には車を盗んで逃げだし、行きあたりばったりの冒険を楽しむ2人は、まるで少女のよう。やがて明らかになっていく過去のトラウマや家族との断絶――。逃避行の旅路の中、叶えたかったそれぞれの夢も見えてきて…。

『人間の値打ち』やロベルト・アンド監督作『ローマに消えた男』などで知られるテデスキと、『ハッピー・イヤーズ』『ハートの問題』のミカエラ・ラマッツォッティ、2人の女優の名演が光り、人生の哀しさと愛おしさを包み込んだ色彩豊かな映像に仕上がった予告編。真っ赤な車に乗り込んだ2人の姿は、さながらイタリア版『テルマ&ルイーズ』。そんな彼女たちの旅を、まずはここから確かめてみて。



『歓びのトスカーナ』は7月上旬より、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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