女優の蒼井優がナビゲータを務め、毎回ゲストとして迎える人気俳優たちの好きなマンガへの愛情とそのマンガのキャラクターを演じるための役作りへのアプローチ、そして生み出された“実写映像”で構成されたドキュメンタリードラマである本作。
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今回登場した山本さんは、2009年に「第1回東京スーパーモデルコンテスト」でグランプリ・CanCam賞を受賞、昨年まで専属モデルを務めた一方、『桐島、部活やめるってよ』や「SUMMER NUDE」「アオイホノオ」などで女優としても人気を博している。またマンガやアニメが大好きで自身のインスタではコスプレ姿も披露、その本気ぶりとクオリティの高さにも定評がある。
そんな山本さんが今回実写化に挑んだ作品は主人公・天上ウテナと生徒会役員たちとの「薔薇の花嫁」を賭けた決闘を描く少女マンガ「少女革命ウテナ」。1997年にアニメが放送され「ちゃお」でマンガも連載されたファンの間では伝説的な作品である。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
なんと今回は山本さん自ら監督も務めて映像化。助監督には『進撃の巨人』『シン・ゴジラ』などの中川和博、操演に同じく『進撃の巨人』『シン・ゴジラ』、『忍びの国』なども手がけた横井豊、VFXには『銀魂』『SPECサーガ完結編』などの大場勇作といったスタッフらと共に、本気で「ウテナ」の名シーンを再現すべく試行錯誤を繰り返す。
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その様子に「今までで一番、実写部分を作るのに力を入れてた気がする。試行錯誤が楽しそうだった」「特撮映画のメイキングみるみたいでめちゃくちゃ楽しい」「髪の揺れ方とか光とかめっちゃこだわってて面白かった」などのコメントがSNSに投稿されていく。
初めて番組を見たというコスプレイヤーの視聴者からは「一瞬の表現のために、何度も試行錯誤してる様子は、普段の我々レイヤーの撮影風景そのまま。ただし、スタッフさんが全員プロという羨ましい環境」などの反応も。
結局凝りに凝ってTAKE6で“山本監督”はOKを出し撮影終了。ラストで「本編撮るなら“山本組”だと数年かかる。私が監督だとマンガの実写は凝りすぎて無理」と話す山本さんに「あれだけこだわってくれて嬉しかった」など視聴者からは“感謝”の声も寄せられていた。