2002年、当時の米・ブッシュ大統領はイラクが核兵器をはじめとする大量破壊兵器を開発および保持していると非難。アメリカ国内でも愛国心が強まり、イラクへの侵攻が始まろうとしていた。地方新聞社を傘下に持つナイト・リッダー社ワシントン支局で働く記者ジョナサン・ランデーとウォーレン・ストロベルは、政府の発する情報に疑問を持ち、証拠を探り真実を暴こうと取材を続けていくーー。
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そんな本作から届いたのは、ジェームズ・マースデンとジェシカ・ビールの初デートシーン。ナイト・リッダー社の記者ウォーレン・ストロベル(ジェームズ)がアパートの隣に住むリサ(ジェシカ)をディナーに誘い食事に行く。意を決して彼女の家を訪ねるが、緊張のあまり持っていた花束を放り投げてしまう、おちゃめなところも。
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また、レストランでは、リサが記者であるストロベルの話題に合わせようと、 用意してきたイラクに関する知識を必死に披露する様子も映し出されている。
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過去に、語り継がれる名作『恋人たちの予感』などのラブストーリーも生み出してきたロブ・ライナー監督は、今回のような社会派ドラマにも恋愛コメディのようなシーンを取り入れたことについて、「4人の記者たちの物語と青年がイラクに派遣されそこで起きた出来事に加え、ストロベルとリサが出会って恋に落ちる様子も描きたかったんだ」と言う。
「映画のなかで登場人物を動かすときは、ユーモアの要素と人間ドラマの要素を両方とも取り込む必要がある。実在の人物の人生について描きたいなら、この2つの要素を両方使わないといけないんだよ」とコメント。監督が描きたかったロマンスのシーンも見どころの1つとなっている。
『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』は3月29日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。