SNSには「今年一番の傑作!」「すべての登場人物が愛おしい」「どこにたどり着くかわからない面白さ!」などの感想と共に「もう15回目の鑑賞!」といったリピーターも相次いでいる。
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都内上映館のアップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺では公開初日から満席続出となる大ヒットスタートを切り、現在は北海道から九州まで40館で上映中、および上映予定となっている本作。今回、10月10日の銭湯の日に合わせてテアトル新宿での6日間限定上映も決定し、オールキャスト登壇の舞台挨拶が予定されている。
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Twitterと連携した映画レビューサイト「coco」でも公開当初から好レビューが相次いでおり、coco映画レビュアー満足度は94%(9月21日現在)。ラストへの展開を含めた脚本の秀逸さや、銭湯という閉鎖的で昔ながらの空間を舞台にしながら“いま”の日本に生きる若者たちを色濃く反映させた登場人物への声が集まっている。
「人物設定や銭湯の使い方が上手く、アイディア賞もの」「期待以上に面白かった。これって青春映画じゃん」「青春サスペンス生活お仕事恋愛アクション、色々詰まってる」「サスペンス、暴力、コメディ、ロマンスが詰め込まれていても、破綻なく収まっている脚本に感嘆」と、“銭湯で深夜に殺人が行われている…”というホラー要素の先入観を打ち破る、ジャンルを超えたストーリーテリングに感嘆する声が多々。
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また、「底辺の若い叫びを感じる『天気の子』テイスト。今の日本だからこその映画」「真っ黒黒社会での最凶で最狂な人生勉強!」「主人公が東大卒のフリーターという設定は、いまこの手のフィクションを必要としてるのが結局のところ誰なのかを熟知している」といった声、「登場人物がみんな愛すべき人々」「実在感のあるキャラクターの愛おしさときたら」など、“いま”を生きるキャラクターたちへの愛着のコメントも連なる。
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中でも「主人公和彦の微妙なイラっと感、一見チャラ男な松本の真の姿、副島役の吉田芽吹ちゃんのキュートな笑顔と役者陣も魅力」「吉田芽吹さんが5億点叩き出すほどの存在感」「松本がめちゃくちゃ良い」など、長編デビューとなった新人監督・田中征爾のもとに集った皆川暢二、磯崎義知ら俳優陣にも注目が集まっているところだ。
何より、「メランコリック」とは“憂鬱なさま”という意味であるはずなのに、「映画を見終えた感想は全然憂鬱じゃない」「物騒な展開もありつつも、どこか可愛い作品」「人情もたっぷりで、お風呂あがりみたいにホッコリした気分」といった、意外とも思える声も後を絶たない。
『メランコリック』は全国にて公開中。