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エミール・クストリッツァ監督の最新作となる本作は、東京都の外出自粛要請が発出された直後の3月27日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開をしていたが、緊急事態宣言を受け、映画館での上映が難しくなっていた。
本作の公式ツイッターには日本の政治の現状を憂うつぶやきもみられ、「ムヒカのような人にこそ政治を任せるべき」「日本の政治家も見習え」との声も。そこで配給アルバトロス・フィルムでは、国民たちに熱烈に愛された南米ウルグアイの第40代大統領ホセ・ムヒカのドキュメンタリーを「今こそ観てほしい」と、各動画配信サイトにて期間限定デジタル配信を決断した。
収入の大半を寄付し、国民の生活のために自己犠牲をいとわず、予想外の政策を打ち出すムヒカの姿は、コロナ禍の真っ只中にいる日本人の胸に熱く響くはずだ。
「世界でただ1人腐敗していない政治家」ホセ・ムヒカの人生とは…
収入の大半を貧しい人々のために寄付し、職務の合間にはトラクターに乗って農業に勤しむ。まん丸な体と優しい瞳。風変わりだけど自然体で大統領という重責を担った、ウルグアイの第40代大統領ホセ・ムヒカ。国民のより良い生活のために自己犠牲をいとわず、予想外の政策を打ち出す彼の姿に魅せられたのは、故郷ユーゴスラビアの混沌とした時代と庶民をパワフルに描き、世界三大映画祭で絶賛された名匠エミール・クストリッツァ。
民族や宗教対立が郷を引き裂く悲劇に巻き込まれたクストリッツアは、トラクターに乗る大統領の存在を知り、「世界でただ1人腐敗していない政治家だ」と直感。2014年からムヒカの撮影を開始し、大統領としての任期満了する感動の瞬間までをカメラに収めた。極貧家庭に育ち、左翼ゲリラとして権力と戦い、13年に及ぶ苛烈な拘留生活を経て、大統領として国民に愛されたムヒカ。波乱万丈の人生が終盤にさしかかった彼が語る言葉に、耳を傾けてみては?
『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』は5月8日(金)~9月1日(火)までデジタル配信。
配信期間:5月8日(金)~9月1日(火) 価格:1500円(税込)
プラットフォーム:TSUTAYA TV/Rakuten TV/ひかりTV/GYAO!ストア/DMM動画/ビデオマーケット/COCORO VIDEO/music.jp
劇場:全国にて順次公開中(4月30日現在休館の劇場あり。公式サイトにて要確認)
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