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経済界の大物実業家を殺害したイタリア人労働者のコリーニ(フランコ・ネロ)。ベルリンにある高級ホテルのスイートルームで、被害者の頭に3発もの銃弾を撃ち込んで殺害したとみられる事件。被害者とコリーニに接点はなく、彼が事件について口を堅くつぐんでいるので動機も不明。このままでは死刑廃止国であるドイツでは、最高刑にあたる終身刑を科されることになる。
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そんなコリーニを助けようと、新米弁護士のライネン(エリアス・ムバレク)は奮闘するが、弁護側には証拠もなく裁判はうまく進んでいない。そんな最中、コリーニが殺害に使用した凶器がワルサーP38という古い銃であることが判明する。なぜ、コリーニは入手困難で扱いも難しい銃をわざわざ選んだのか? 凶器に違和感を感じ、殺人につながる糸口をつかんだ様子のライネンは――?
今回到着した本編映像に登場する凶器、ワルサーP38とは、第二次世界大戦中にドイツ軍によって広く使用された古い銃。映像で専門家の女性が言うように、現代では簡単に手に入れられない代物となっている。ワルサーP38といえば、モンキー・パンチ原作の「ルパン三世」でルパンが愛用する銃として知られる。
第二次世界大戦、ドイツ軍で愛用されたというワードが出てくれば、おのずと答えが出てくるはず。コリーニはそのころのドイツとどのような関係があるのか? そして、そこから明らかになるドイツ中を震撼させた法律の落とし穴とは…?
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『コリーニ事件』は6月12日(金)より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。