ポン・ジュノが激奨、シャイア・ラブーフと二人三脚『ハニーボーイ』の女性監督とは?
シャイア・ラブーフ脚本の話題作『ハニーボーイ』から、新進気鋭の女性監督アルマ・ハレルのコメントとノア・ジュプ、ルーカス・ヘッジズとのメイキング写真が初解禁。
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2019年サンダンス映画祭を皮切りに世界の映画祭で絶賛の嵐を巻き起こし、賞レースを席巻したシャイア・ラブーフ脚本の話題作『ハニーボーイ』。この度、監督を務めた新進気鋭アルマ・ハレルからのコメントとノア・ジュプ、ルーカス・ヘッジズとのメイキング写真が初解禁された。
>>『ハニーボーイ』あらすじ&キャストはこちらから
人気子役として活躍する12才のオーティオスが、マネージャーを務める愛情表現が不器用な父・ジェームズに振り回され、ぶつかり合う日々の中で、そんなオーティスを心配する保護観察官のトム、モーテルに住む隣人の少女、撮影現場の大人たちとの出会いを経て成長していく物語。
メガホンをとったアルマ・ハレル監督は1976年、イスラエル・テルアビブ生まれのイスラエル系アメリカ人の映像作家。2011年に発表した『Bombay Beach』(原題)は第15回トライベッカ映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を、2016年の『ラブ・トゥルー』はカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞をそれぞれ受賞。シュールで幻想的な映像表現を得意とし、ドキュメンタリーとフィクションの境界線を曖昧にする独創的なフィルムメイクが特徴。
アルマ・ハレル監督
本作では、サンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞するほか、世界各国の映画祭・賞レースに多数ノミネートをするなど、次世代を担う新しい才能として注目を集めた。映画祭で常に話題となる独特な美学で知られる彼女は、最近ではポン・ジュノ監督から「2020年代に注目すべき気鋭監督20人」の1人として名前を挙げられている。
ハレル監督はラブーフと初めて会ったときの印象を、「初対面の夜から、本作について取り組み始めたようなもの。私たちは夕食をとりながら、父親についてたくさん話しました。初めて会った時は、映画を作る話はしなかったけれど、すぐにあり得ないほどの親しみを感じ、お互いに共感し合いました」と語る。
アルマ・ハレル監督&ノア・ジュプ&シャイア・ラブーフ
ラブーフの脚本作りについては、「彼は父親との複雑な関係性を理解し、“赦し“だけでなく、父親が受けるべき”敬意と名誉“を与えたかったのです。彼は脚本を作る上でキャラクター作りに重きを置いていました。ラブーフにとっては、オーティスを書くことが最も大変でした。理由のひとつは、自分自身をよく見せるような描写をしたくなかったから。また、幼いオーティスに共感するのが難しかったからでもあります。当時の彼はとても幼かったけれど、自分自身を子供だとは思っていなかったのです。自分を大人のように感じていたんですね」とふり返る。
アルマ・ハレル監督&ルーカス・ヘッジズ
さらに、「ラブーフは謙虚で、自分からは決してルーカス・ヘッジズやノア・ジュプに口出したがらなかったのです。でも、彼らにはできるかぎりのサポートをしていました。2人からの質問に細かなことまでオープンに話したり。そして2人に自由に演じさせて一緒にオーティスを作り上げるよう励ましていた。こうすることで、オーティスは固有の人格を持つようになったんです」と、ラブーフは撮影中にも多くのサポートをしていたよう。
アルマ・ハレル監督&ノア・ジュプ
ハレルは映画を作り続ける意義について、「自己表現をすることで、自分を傷つけた人たちを赦すことができて、愛とは何かを理解することができると思っています」と明かす。「私が自分の人生で発見したことは、独創力と想像力を通して赦し、受け入れることが、唯一の脱出方法って言うこと。これが、私の映画すべてに折り込まれていると思います。そしてこの映画を通して、そのことを伝えることの新しい段階に到達できたと思います」と語っている。
『ハニーボーイ』は8月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。
>>『ハニーボーイ』あらすじ&キャストはこちらから
人気子役として活躍する12才のオーティオスが、マネージャーを務める愛情表現が不器用な父・ジェームズに振り回され、ぶつかり合う日々の中で、そんなオーティスを心配する保護観察官のトム、モーテルに住む隣人の少女、撮影現場の大人たちとの出会いを経て成長していく物語。
メガホンをとったアルマ・ハレル監督は1976年、イスラエル・テルアビブ生まれのイスラエル系アメリカ人の映像作家。2011年に発表した『Bombay Beach』(原題)は第15回トライベッカ映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を、2016年の『ラブ・トゥルー』はカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞をそれぞれ受賞。シュールで幻想的な映像表現を得意とし、ドキュメンタリーとフィクションの境界線を曖昧にする独創的なフィルムメイクが特徴。
アルマ・ハレル監督
本作では、サンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞するほか、世界各国の映画祭・賞レースに多数ノミネートをするなど、次世代を担う新しい才能として注目を集めた。映画祭で常に話題となる独特な美学で知られる彼女は、最近ではポン・ジュノ監督から「2020年代に注目すべき気鋭監督20人」の1人として名前を挙げられている。
ハレル監督はラブーフと初めて会ったときの印象を、「初対面の夜から、本作について取り組み始めたようなもの。私たちは夕食をとりながら、父親についてたくさん話しました。初めて会った時は、映画を作る話はしなかったけれど、すぐにあり得ないほどの親しみを感じ、お互いに共感し合いました」と語る。
アルマ・ハレル監督&ノア・ジュプ&シャイア・ラブーフ
ラブーフの脚本作りについては、「彼は父親との複雑な関係性を理解し、“赦し“だけでなく、父親が受けるべき”敬意と名誉“を与えたかったのです。彼は脚本を作る上でキャラクター作りに重きを置いていました。ラブーフにとっては、オーティスを書くことが最も大変でした。理由のひとつは、自分自身をよく見せるような描写をしたくなかったから。また、幼いオーティスに共感するのが難しかったからでもあります。当時の彼はとても幼かったけれど、自分自身を子供だとは思っていなかったのです。自分を大人のように感じていたんですね」とふり返る。
アルマ・ハレル監督&ルーカス・ヘッジズ
さらに、「ラブーフは謙虚で、自分からは決してルーカス・ヘッジズやノア・ジュプに口出したがらなかったのです。でも、彼らにはできるかぎりのサポートをしていました。2人からの質問に細かなことまでオープンに話したり。そして2人に自由に演じさせて一緒にオーティスを作り上げるよう励ましていた。こうすることで、オーティスは固有の人格を持つようになったんです」と、ラブーフは撮影中にも多くのサポートをしていたよう。
アルマ・ハレル監督&ノア・ジュプ
ハレルは映画を作り続ける意義について、「自己表現をすることで、自分を傷つけた人たちを赦すことができて、愛とは何かを理解することができると思っています」と明かす。「私が自分の人生で発見したことは、独創力と想像力を通して赦し、受け入れることが、唯一の脱出方法って言うこと。これが、私の映画すべてに折り込まれていると思います。そしてこの映画を通して、そのことを伝えることの新しい段階に到達できたと思います」と語っている。
『ハニーボーイ』は8月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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