女性たちが積み上げてきた地位とプロフェッショナリズムにフォーカス!

CG技術の発達と共に迫力ある映像に満ちたハリウッド映画が日々作られている中、CG では表現できないアクションシーンをより緻密に表現するため、ハリウッドではいまでもスタントパフォーマーたちが活躍。昨今は、スタントパフォーマーの存在はこれまで以上に映画産業の中で重要視され、アカデミー賞におけるスタント部門の設立などが声高に叫ばれてきている。

しかし、ハリウッドでははるか昔の1960年代からスタントウーマンたちが活躍し、男性中心のスタントパフォーマーたちの世界で彼女たちの地位や権利を守るために戦ってきた歴史があった。本作は、映画史に残るアクションシーンを演じてきたスタントウーマンたちの証言で紡ぎだすドキュメンタリー。息を呑むような名シーンの数々を彼女たちはいかに作りあげてきたのか。彼女たちスタントウーマンたちの日々の鍛錬の様子やスタントウーマンの歴史を通して、ハリウッド映画の最前線で活躍するプロフェッショナルたちの姿を映し出す。

製作総指揮を務めるのは、『ワイルド・スピード』シリーズなど、数々のアクション映画に出演してきたミシェル・ロドリゲス。作品のナビゲーターとしても出演し、スタントウーマンたちの素顔に迫る。なお、本作は米レビューサイト「Rotten Tomatoes」で100%freshを獲得している(2020年11月11日現在)。
「プロとして尊敬されたい。 女としてじゃなく」
この度解禁された予告編では、スタントウーマンの1人が「プロとして尊敬されたい。女としてじゃなく」と語るように、危険なカースタントや発火スタントに挑む様子や、撮影に臨む前のトレーニングの様子など、彼女たちのプロフェッショナルぶりを映し出す。『マトリックス リローデッド』『ジョン・ウィック』『キル・ビル』『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』などから数々の名アクションシーンも使用され、本編で明かされるその裏側への期待が高まる映像。

『ゴーストバスターズ』監督のポール・フェイグも登場し、「女性のスタントがカギだ」と証言。また、白黒映画の時代からスタントウーマンたちが活躍していたことも明かされ、予告編の最後にはミシェルがスタントウーマンの運転する車の助手席に乗り、実際にその走行を体験するシーンも見ることができる。
『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』は2021年1月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。