重力が壊れた東京で少年と少女の想いが引かれ合う超大型オリジナルアニメ映画『バブル』。日本が世界に誇るクリエイターが集結した本作の誕生秘話をスタッフ・キャストのインタビュー、メイキング映像を交えて紐解く〈“Making of バブル”〉の第一弾として、本作のメガホンをとったアニメ「進撃の巨人」の荒木哲郎監督と『君の名は。』や『天気の子』『竜とそばかすの姫』といった作品を手掛け、本作の企画・プロデューサーである川村元気によるスペシャル対談を収録した【ストーリー編】が解禁された。
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日本が世界に誇るクリエイターが集結し、誰も感じたことがない“映像体験”をという想いで製作された映画『バブル』。ひと足先に本作を鑑賞した観客からは、「美しい映像、躍動感、見たことがないダイナミックなアングル、喜怒哀楽が伝わってくるアクションが本当にかっこよくて心鷲掴みにされました!」「日本のアニメ界が世界から注目され続ける理由が詰まってた。これは家ではなく映画館でみるべき」「終始美しい映像とワクワクするアクション、どこまでも広がるような音楽に圧倒されました!まさに全身で『飛び込む』ような感覚」といった絶賛の声が多く寄せられている。
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今回解禁となった〈“Making ofバブル”〉第1回目のテーマである【ストーリー編】では、本作の仕掛け人の2人である、荒木監督と川村氏が本作の誕生秘話を明かしている。完全オリジナルストーリーで映画を作る全てのきっかけは、荒木監督が川村氏へ一緒に映画を作ってほしいとアプローチをしたところから始まった。
「“より多くの人に向けた映画を作る”その時に必要なものを知っている人に教えを請いたかった」と荒木監督は語り、川村氏は「荒木監督の『進撃の巨人』を拝見していて、いつか一緒に映画を作ってみたいという気持ちがあって、オリジナルストーリーなのでどういうアイデア、テーマで作ろうかを半年間くらい話し合いました」と当時をふり返っている。
そんな中、荒木監督が描いた1枚の画が、物語の重要な手がかりとなったと語っている。「膨大なプロットの中に、“機械化されたにんぎょ姫が沈んだ東京のビルの上に座っているスケッチ”をみて、にんぎょ姫をモチーフにしたオリジナルストーリーが面白いんじゃないかと思って物語が動いていきました」と川村氏は物語の起源を語っており、全てのきっかけとなった荒木監督によるスケッチ画像が本邦初披露となった。
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そして、出来上がったプロットをさらに膨らませるため、荒木監督のもとに「魔法少女まどか★マギカ」や「PSYCHO-PASSサイコパス」の脚本を手掛ける虚淵玄、さらにキャラクターデザイン原案として「バクマン。」や「DEATH NOTE」「ヒカルの碁」を手掛ける小畑健ら最高峰のクリエイター達が集結。
虚淵氏について、荒木監督は「10年前の作品『ギルティクラウン』(11)でお手伝いいただいて、その時に“この人は本当にすごいな”と思いました。本作を作る際に“シャボン玉の地球外生命体”という設定を入れてくれたのは虚淵さんです。そういったSF要素を大きく入れて再構成していただきました」と作品の重要な設定を構築したことを明かした。
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一方、小畑氏について川村氏は「メジャー感もありながらカルチャー感もあり、映画にその漫画の良さが入らないかな?とずっと思っていてオファーしたところ、はじめは『忙しいから無理かも』と言われました」と一度は望みが潰えたかと思われたところに、プロットを読んだ小畑氏から「やっぱりやりたい」と再度連絡があったという。「今回、”荒木監督に関わってきたクリエイターが集結したフェス”にしたいと思っていたので、本当に大好きな人で集まって映画を作ったらどうなるのか、この作品のポイントになりました」とプロデューサーならではの考えを語った。
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本作は、豪華なクリエイター陣の“本気”が詰まった、日本アニメーションの技術が詰め込まれた結晶と呼べる作品に仕上がったといえるだろう。
『バブル』は5月13日(金)より全国にて公開。NETFLIX版として4月28日(木)より全世界配信。