“映像の魔術師”フェルナンド・トルエバ監督最新作『あなたと過ごした日に』日本公開へ

巨匠フェルナンド・トルエバ監督最新作『あなたと過ごした日に』(原題:El OLVIDO QUE SEREMOS)の日本公開が決定。予告編も公開された。

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『あなたと過ごした日に』(C)Dago García Producciones S.A.S. 2020
『あなたと過ごした日に』(C)Dago García Producciones S.A.S. 2020 全 9 枚
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麻薬カルテルが台頭するメデジンを舞台にした、暴力とドラッグだけでない新たなラテン映画、巨匠フェルナンド・トルエバ監督最新作『あなたと過ごした日に』(原題:El OLVIDO QUE SEREMOS)の日本公開が決定。予告編も公開された。

父と同じ名を持つエクトルは、5姉妹に囲まれた唯一の男子として深い愛情を注がれて育つ。公衆衛生が専門の大学教授である父、エクトル・アバド・ゴメス博士の家庭は寛容と愛の心を育む教育により、活気と創造性に満ち溢れていた。そんな中、姉妹の一人が恐ろしい病魔に冒される。それをきっかけに、悲しみと怒りに突き動かされたアバド・ゴメス博士は、政治活動にのめり込んでいき、エクトルら家族の日常も次第に変化していく。分断されたメデジンの社会では、テロが多発し、自由を信奉する博士の声を封じようと準軍事組織の動きが加速していくが、家族の心配をよそにメデジン市長選への出馬を決意する――。

本作は、70年代の麻薬カルテルが台頭するコロンビアのメデジンを舞台に、著名な公衆衛生専門家のエクトル・アバド・ゴメス博士の半生を息子の視点で描いた物語。

原作は、手洗いの大切さを説き、貧しい地域の子どもたちのために「Future of Children」(子供達の未来)というプロジェクトを立ち上げ、公衆衛生に人生を捧げ、自由を信奉し平等な社会の実現を目指し、医者としての責務を果たそうとしたエクトル・アバド・ゴメス博士の半生を、スペイン語文学のいまを代表する作家であり息子のエクトル・アバド・ファシオリンセが、息子の視点から綴った回想録だ。

映画化では、最優秀賞男優賞と助演男優賞、2度のゴヤ賞を獲得した個性派俳優ハビエル・カマラがエクトル・アバド・ゴメス博士を、父を慕う少年時代の息子を新鋭ニコラス・レジェス・カノ。青年時代の息子を、『MEMORIA メモリア』でティルダ・スウィントンと共演したフアン・パブロ・ウレゴが演じている。

監督を務めたのは、カルロス・サウラ、ペドロ・アルモドバルらと並ぶスペインが世界に誇る巨匠フェルナンド・トルエバ。『ベルエポック』(’93)でアカデミー賞外国語映画賞に輝き、アニメーション映画『チコとリタ』(’10)ではアカデミー賞長編アニメーション作品賞にもノミネートされた映像の魔術師だ。

音楽は、セザール賞作曲賞2回受賞の経験を持つポーランドの作曲家ズビグニエフ・プレイスネルが担当。また本作は、2020年アカデミー賞国際長編映画賞コロンビア代表作に選出され、2020年カンヌ国際映画祭正式出品、2021年ゴヤ賞最優秀イベロアメリカ映画賞を受賞している。

『あなたと過ごした日に』は7月20日(水)より東京都写真美術館ホールほか全国にて順次公開。

《cinemacafe.net》

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