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全てのシーンに意味がある!「ブラッシュアップライフ」脚本家・バカリズムのスゴさをプロデューサーが語る

怒涛の伏線回収劇「ブラッシュアップライフ」の小田玲奈プロデューサーが、大反響を巻き起こしているドラマの見どころを語った。

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安藤サクラ主演、バカリズム脚本の日本テレビ系日曜ドラマ「ブラッシュアップライフ」の小田玲奈プロデューサーが、放送開始から大反響を巻き起こしているドラマの見どころを同局の番組「イントロ」で語った。

「家売るオンナ」「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」「知らなくていいコト」など数々のドラマを担当してきた小田プロデューサーがバカリズムさんと組んで描く本作は、平凡な女性がひょんなことから人生をゼロからやり直すことになる地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディー。

脚本を手掛けるバカリズムさんと小田プロデューサーは以前から一緒に作品を作ってきたが、意外なことに、バカリズムさん本人は今回の企画が通って驚いていたという。

そんなバカリズムさんの脚本家としてのスゴさを聞くと「書くスピードが速いんですよ。とにかく1話書いてみます、みたいな感じでパッと書き上げる。しかも、いま台本は8話ぐらいまで出来上がっているんですけど、8話に出てくる事を既に第1話で言ってたよね、というのが山ほどある。最後どうなるかは決めてなかったのに、全て計算していたみたいに。スゴい方だなって改めて思いました」と明かす。



“みんな必ず一度は思ったよね”をドラマにする天才


さらに小田プロデューサーは、バカリズムさんの脚本家としての視点に驚かされるという。「今まで誰もそこを描いてなかったけど、みんな必ず一度は思ったよね、みたいなことをドラマにする天才。『人生をやり直す女性の話』というと一見壮大な感じだけど、実際に書いていることは日常にも程がある(笑)」。

まるで日常をそのまま切り取ったかのような自然な会話劇は、バカリズム脚本の魅力の1つ。「たぶんこのドラマを見た方は、一体どこまでが脚本でどこからがアドリブ? と分からなくなるぐらい、その場で思ったことをしゃべっているように見えるかもしれないですが、意外と一語一句台本」と小田プロデューサー。

「台本で10ページのシーンなどがあるので、台本を渡された女優さんたちは“ウワーッ”ってなりそうに思うんですが、実は皆さん、説明ゼリフを1個覚えることのほうがよっぽど大変で、こういうセリフは割とスムーズに覚えられるって言う。それを書ける脚本家はなかなかいないと思います」と語る。


安藤サクラ&夏帆&木南晴夏の幼なじみが「いとおしい」


人生をゼロからやり直す主人公・近藤麻美役を演じる安藤さんについては、「ほんとに近藤麻美を生きているように自然」とそのナチュラルな演技を絶賛。

さらに、あーちん(安藤サクラ)、なっち(夏帆)、みーぽん(木南晴夏)の幼なじみ3人娘の距離感や緩さも絶妙で「3人のあだ名も幼なじみ感があるし、ナチュラルで、ずっと会話を聞いていたい、いとおしい」と、まるで本当の幼なじみのような3人のやりとりを小田プロデューサーも楽しんでいるそう。


そんな主人公・麻美が33年前に戻って人生を0歳からやり直すため、劇中に映り込む小道具にも随所にこだわりが。「分厚いテレビの上にVHSが置いてあって、手書きで『家なき子』とか『古畑任三郎』とか書いてある。昔はそうだったよなぁって」と小田プロデューサー。

ほかにも、たまごっち、光る携帯アンテナ、プロフィール帳、ゲームボーイアドバンスなど、子どもに戻った麻美が手にするアイテムは、当時実際に流行ったものばかり。「あっという間に通り過ぎちゃうシーンだけど、本当にあった物のほうが懐かしい気持ちになれるから」と言う。


第1話から「何げないシーンにも全部意味がある!」


そして、バカリズムさんが考えたというドラマのキャッチフレーズ「地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディー」にも、ある意味が込められているとか。

「例えば、染谷将太さんが演じる福ちゃんは、今はラウンドワンで働いている設定で、本物のラウンドワンの制服を着て演じている。ほんとにラウンドワンに許可を得てやっているから、すごく説得力があるし、応援したくなるし、私たちが呼吸している世界と地続きになっていると感じる」と、ドラマを見る人の世界とドラマの世界とがつながっている、これぞ“地元系”だという。

最後に、小田プロデューサーにドラマ「ブラッシュアップライフ」をさらに楽しむためのポイントを聞くと「何げないシーンにも全部意味がある! 第1話でびっくり仰天の伏線の張り方をしている。冒頭で妹の遥(志田未来)が何げなく言ったり、途中で3人娘たちがカラオケで何げなく話していたことが、信じられないぐらい何げない伏線になっている」という。

第1話のラストで訪れる怒涛の伏線回収劇は、まさにバカリワールドそのもの。しかも、「1話の中で回収されるだけじゃなくて、全話を通しても何げない伏線を張っている。来週の第3話では、第1話で映っていた“あのこと”が2周目の人生で違う動きを始める、びっくりする展開が待っています」と明かしている。

「なんだか楽しい、ゆるゆるなドラマだなって思っていた方、ゴメンナサイ!とんでもないことになってきます。でもゆるゆるの日常があったからこそ、とんでもないことが引き立ってくる。ただ、そんなことは考えずに第3話から見ていただいても普通に笑える。それがスゴいところだと思うので、ぜひ楽しんでください」と小田プロデューサー。第3話は、さらにとんでもない展開が待ち受けていそうだ。

「ブラッシュアップライフ」は毎週日曜22時30分~日本テレビ系にて放送。

小田玲奈プロデューサーのトーク完全版はYouTubeにて配信中。

《シネマカフェ編集部》

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