『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼルがハリウッドを舞台に描く夢と音楽のエンターテインメント最新作『バビロン』から、ド派手なパーティーで引っ張りだことなる超一流スターを演じたブラッド・ピットの本編映像が解禁となった。
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今回解禁となった本編映像は、映画業界の人間を集め、夜毎行われる豪華でド派手な狂乱のパーティシーン。昼間は主演俳優として撮影に臨み、夜は連日パーティに参加しては注目を集めるジャック・コンラッド(ブラッド・ピット)が、パーティ会場へとまさに足を踏み入れた瞬間を切り取っている。
姿を見せたとたんに人だかりができ、何とかジャックと話しをしようと人々が殺到する。そんな中、人混みをかき分け、誰に対しても笑顔で話しかける姿はまさに超一流スターそのもの! ブラッドだからこそ体現できたインパクトあるシーンでもあり、圧倒的なオーラを放ち、見る者を夢中にさせる色気をふりまくジャックはまさに彼のハマり役といえる。
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これだけの説得力を感じさせるのもさすが、ブラッドといったところ。中には、ジャックへの愛が強すぎて背中に似顔絵のタトゥーを入れた女性まで登場し、1920年代ハリウッド黄金期のゴージャスでクレイジーなカオスっぷりが伺える名シーンとなっている。
このパーティには、後にジャックの付き人として映画業界に足を踏み入れ、活躍していく“新鋭”ディエゴ・カルバが演じたマニー・トレス、そして、あっという間にスターへの階段を駆け上がっていくマーゴット・ロビー演じるネリー・ラロイも参加しており、図らずも劇中、時代に翻弄されることになる3人が一同に会する重要なシーンとなる。
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チャゼル監督はブラッド演じるジャックというキャラクターについて「世界で最も高い興行収入を稼ぐ主演男優だ。まさにその瞬間にスターダムの頂点を極めた人物の一人であり、映画スター界という概念が比較的新しかったこの時代に、彼が呼び起こすヒステリックな愛と称賛は、現代の我々には到底考えつかないものだ」と明かしている。
ファンの群衆の中で、たとえ短い時間であっても、バーに向かう途中でも一息つくことなく、ジャックはその場にいる全員に話しかけ、皆を特別な気持ちにさせる術を持っており、まさにハリウッド黄金時代を象徴する本作に欠かせない役柄だ。
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そんなジャック役を託したブラッドについてチャゼル監督は、「共に協力できる何かをもたらしてくれた。なぜなら、ストーリーは彼自身の経験を語るキャンバスとなり、その根底にある人間性、つまり脆さや不安を見ることができるからね」と語り、現実世界でも大スターたるブラッド自身が持つ魅力や人間性、キャリアの多くが役作りにも活かされていることを明かしている。
ド派手なパーティーでタキシードをバシッと着こなし、大スターの貫禄をみせつけたブラッドが演じる、サイレント映画全盛の時代に頂点を極めた伝説的存在であるジャックが、変化の荒波に飲まれた映画業界に刻んだ切ない運命に注目だ。
『バビロン』は全国にて公開中。