DMMは、イオンエンターテイメントと連携し、リアルとオンラインを融合した新たなエンタメ体験を提供するための取り組みを実施すると発表した。
現在、”推し”文化に代表されるように、ファン同士のSNSでの交流や二次創作などを通じて一つの作品を多方向から楽しむカルチャーが生まれている。一方で、エンタメファンが作品を楽しむためのチャネルが分散しており、横断的なエンタメ体験ができる場が少ない現状がある。
DMMはこうした背景から、あらゆるエンタメ体験がシームレスにつながった『マルチエンタメ・プラットフォーム』の実現を目指し、新たなサブスク会員システムとして「DMMプレミアム」を昨年12月1日より開始している。「DMMプレミアム会員」になることで、総合動画配信サービス「DMM TV」を含め、アニメ、マンガ、ゲーム、グッズ購入、オンラインくじやオンラインクレーンゲームなど、DMMが提供するエンタメコンテンツをジャンル横断で楽しむことができる。
今回の連携に至った経緯として、今後社会全体でリアル回帰が進む中で、オンラインのコンテンツ提供のみに特化するのではなく、リアルとオンラインを融合しそれぞれの利点を活かした新たなエンタメ体験の創出が求められていくと考えたことが挙げられた。
両社は本連携を通じて、 国内最多94ヵ所で展開するイオンエンターテイメントの劇場と、会員数約4,000万人を擁するDMM.comのプラットフォームを横断した施策を展開し、リアルとオンラインが融合した日本最大規模のエンタメチャネルの創出を目指すとのことだ。
具体的な取り組みとしてDMM TVの対象作品が見放題になるキャンペーンやイオンシネマでのDMM TV配信作品の上映などを行う。
イオンエンターテイメント株式会社 代表取締役社長 藤原信幸氏 コメント
国内最大数のスクリーンを通じて、お客さまのくらしを映画で彩っていきたい、という想いでやってまいりましたが、この度、DMMさまとご一緒できることになり、幅広いプラットフォームで、より多くのコンテンツをお届けできることを大変嬉しく感じております。
この連携を通じて、お客さまに驚きと感動をお届けできると期待しております。合同会社DMM.com 最高執行責任者 兼 DMM TV総合プロデューサー 村中悠介氏 コメント
全国各地に94の劇場を展開し、来場者に映画館ならではの感動を届けてきたイオンエンターテイメント様とともに様々な施策を展開できることを大変嬉しく感じております。
当社は『マルチエンタメ・プラットフォーム』として、あらゆるエンタメ体験をつなげていくことを目指しています。このたびの連携を通じて、リアルとオンラインの垣根を超え、これまでにない新たな価値を創り出していけると強く期待しております。
