『吸血鬼ノスフェラトゥ』のリメイク版『Nosferatu(原題)』のプロデュースを手掛け、同作のプロモーション活動中のクリス・コロンバスが、「The Hollywood Reporter」のポッドキャスト「Awards Chatter」に出演。
クリス・コロンバスといえば、クリスマスシーズンに観たくなる名作『ホーム・アローン』『ホーム・アローン2』のメガホンを取った監督だ。公開から約35年が経ったいまもなお愛されるこのシリーズについて、ファンが長年抱いてきた“あの疑問”について答えた。それは、マコーレー・カルキン演じるケビン・マカリスターのシカゴの自宅は「なぜあのような豪邸なのか?」というものだ。
あれだけの豪邸に住めるということは、マカリスター一家は裕福に違いない。その理由は劇中では明かされなかったケビンの両親の職業が鍵を握っているかもしれない。
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クリス・コロンバス監督は、「当時、私と(脚本家の)ジョン・ヒューズはそういう話をしていました。それで、両親の職業を決めようとなって」とふり返った。ケビンの母ケイト(キャサリン・オハラ)は「とても成功したファッションデザイナー」だという。
確かに、地下室にはマネキンが置いてあったことからも推測できる。父ピーター(ジョン・ハード)については、よく覚えていないようだ。「(脚本家の)ジョン自身の経験に基づいて、広告業界で働いているという設定にしたかも。でも、父親の職業を何にしたか覚えていないですね」と語る。
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インターネット上では、ピーターがマフィアの一員で、そのせいで家に犯罪者を引き寄せてしまったのではないか、といううわさも長いこと流れているが、クリス・コロンバス監督は「あれは組織犯罪ではないです。当時、シカゴには組織犯罪が横行していましたけどね」と否定している。