細田佳央太とムロツヨシがW主演を務める、東野圭吾スペシャルドラマ「雪煙チェイス」の放送が決定した。
本作は、「白銀ジャック」「疾風ロンド」に次ぐ、東野圭吾雪山シリーズの実写化3作目。
チェイスの舞台は、白銀の世界が広がる日本最大級のスキー場。冤罪をかけられた大学生、所轄の刑事、警視庁本部の予測不能な物語が開幕する。
細田が演じるのは、スノーボードサークルの部員で、事件の容疑者・脇坂竜実。「少しプレッシャーを感じていますが、彼が持つ、今の時代には珍しい真っ直ぐな人間性と、人を愛する気持ちを忘れることなく、大切に演じます。お楽しみに!!」と心境と意気込みを語った。
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ムロが演じるのは、事件の捜査にあたる所轄の刑事・小杉敦彦。「憧れと尊敬する先輩方々との共演、そして若い世代の方々との共演、私はここで板挟まれます。光栄な板挟みです。しっかりとどっぷり板挟まれたい所存です」とコメントしている。
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そして東野氏は、「スキーやスノーボードが好きで、雪山を滑走する爽快さを伝えたい一心で書いた作品です」と執筆時をふり返り、「様々な鬱憤を吹き飛ばすような作品になることを期待しています」とメッセージを寄せている。
あらすじ
大学生の脇坂竜実は、身に覚えのない強盗殺人の容疑をかけられていた。被害者は、竜実がアルバイトで通っていた一軒家の主人。竜実には犯行時刻に、殺害現場から遠く離れた新月高原スキー場にいたというアリバイがあった。
しかし、スキー場には1人で行っていたためにアリバイを証明してくれる人物はいない。証人の心当たりは、スキー場で出会った女性スノーボーダーだけだが、素性も名前さえも分からず、手掛かりは、「明日以降、里沢温泉スキー場で滑る」という言葉だけ。
竜実が友人で法学部に通う波川に相談すると、「このまま警察に連行されると無実の罪で捕まるかもしれない」と助言を受ける。竜実は、謎の女性ボーダーに自分のアリバイを証言してもらおうと、波川とともに里沢温泉スキー場へ向かい、彼女の捜索を開始する。彼らは、スキー場のパトロール隊や関係者たちの協力を得つつ、少しずつアリバイの証人に近づいていく。
そのころ東京では、警察庁本部と所轄署との特別捜査本部が開設されていた。所轄の小杉刑事は、竜実が里沢温泉スキー場に向かったという情報をつかむ。すると、“本庁を出し抜き所轄で手柄を取りたい”と考える上司から、里沢温泉スキー場で竜実たちの極秘捜査をするよう命じられてしまう。
刑事であるということを隠して、部下とたった2人でスキー場に向かった小杉刑事は、偶然知り合った元スキー選手の居酒屋のおかみの協力を得て、竜実たちの捜索を開始する。
東野圭吾スペシャルドラマ「雪煙チェイス」は2025年度冬、NHK総合にて放送予定(前編・後編)。