レイフ・ファインズ主演『教皇選挙』より本編映像が解禁された。
本作は、カトリックの総本山バチカンで、トップに君臨するローマ教皇を決める教皇選挙<コンクラーベ>の内幕を描く極上のミステリー。アカデミー賞最有力との呼び声も高まる中、つい先日発表された英国アカデミー賞では作品賞ほか最多タイとなる4部門を受賞した。
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この度解禁されたのは、教皇選挙<コンクラーベ>投票の瞬間を映し出した本編映像。ローマ教皇の死去後、もしくは辞任後に執り行われる新しいローマ教皇を選ぶ教皇選挙<コンクラーベ>は、14億人以上のカトリック教徒のみならず、世界中が注目する一大イベント。
しかし、その舞台裏は徹底した秘密のベールに包まれ、メディアの立ち入りも一切禁止。外部からの介入や圧力を完全に遮断し、ごく一部の関係者しか知ることはできない。そんな極秘の密室=教皇選挙<コンクラーベ>の、世界中の誰もが見たことがない投票の過程を明かす本編映像となっている。
映像はシスティーナ礼拝堂の重い扉が閉じられる瞬間から始まる。絶対不可侵となった堂内を静寂が支配する中、ローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)が前に出て「“私は教皇を選出する”の下の余白に、しっかり読める文字でお書きください」と告げる。そして、全108人の枢機卿が一斉にペンを握り、次期教皇に相応しい枢機卿の名前を記す。
名前を書き終えたローレンスはミケランジェロの「最後の審判」を前に、「私の証人となる主キリストを呼びます。主は私の投票が選出されるべき方に与えられることを審判なさる」と誓い、静かに用紙を投票箱に入れるのだった…。
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新ローマ教皇誕生のカギを握るその神聖な瞬間と、緋色の法衣に身を包んだ100人超の枢機卿たちの蠢きとのコントラストは圧巻だ。
さらに細部の正確性を重視していたレイフ・ファインズは、「舞台はイタリアなので、ローレンスがコンクラーベで発言するときはイタリア語を話すべきだと主張しました」と話すように、監督と議論を重ね、イタリア語での演技を披露している。
本編ではラテン語で祈りをささげるシーンもあり、750年以上続く選挙のルールを厳密に守りながら、速やかに次期教皇を選ぶ責務を負い、そのプレッシャーと苦悩を表現した名優レイフ・ファインズの演技も必見だ。
『教皇選挙』は3月20日(木・祝)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。