川口春奈と松村北斗が共演する「アンサンブル」第9話が3月15日に放送された。戸塚純貴演じる安田の行動に「いい友達過ぎて泣ける」「ナイスフォロー」といった声が上がっている。
本作は、現実主義の弁護士と、理想主義の新人弁護士という真逆なふたりが恋愛トラブル裁判に挑むバディを組む、法廷からはじまるリーガルラブストーリー。
川口春奈演じる小山瀬奈は、コスパ・タイパ重視の現実主義者だがクライアントに寄り添う姿勢が評判となり、恋愛トラブルの依頼が数多く舞い込む、たかなし法律事務所の人気弁護士。一方、松村北斗演じる真戸原優は、大学卒業後に弁護士を目指し始めた型破りな新人弁護士。明るく実直で包容力があり、自己肯定感が高く、ポジティブな行動派だが、理想主義者で愛や真心を信じすぎるところがあり、ある裁判をきっかけに「たかなし法律事務所」の一員として働くことに。

瀬奈が所属する「たかなし法律事務所」の所長・小鳥遊翠役に板谷由夏、恋愛体質なパラリーガル・園部こずえ役に長濱ねる、瀬奈をライバル視する弁護士・早川崇役にじろう(シソンヌ)、事務員・星野藍役に東野絢香が出演する。さらに瀬奈の元恋人・宇井修也役として田中圭が出演するほか、瀬戸朝香、光石研、八木亜希子、香音、戸塚純貴、浅田美代子ら豪華キャストが共演する。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
たかなし法律事務所に退職届を出し、理由も言わずに去っていった真戸原(松村)にショックを受けた瀬奈(川口)は、部屋へ閉じこもってしまう。そこへ祥子(瀬戸)から話を聞いた宇井(田中)が駆けつける。宇井は瀬奈を心配し、部屋から出てくるまで待ち続ける。翌日、周囲に心配をかけまいと仕事に行こうとする瀬奈だったが、瀬奈を気遣った翠(板谷)より在宅で仕事をするよう連絡が入る。そして、瀬奈も真戸原も不在のたかなし法律事務所に、突然ケイ(浅田)が姿を現す…というのが第9話のストーリー。
事務所を訪ねて来たケイに対し「お帰りください」と言い、これ以上できることはないと伝える翠。「お金をくれないなら何するかわからない」というケイの発言をこずえは録音し、翠が脅迫罪や恐喝未遂罪になることを伝えるとケイは事務所から去っていく。翠やこずえの対応にSNSでは「さすが弁護士事務所」「録音してたのナイスすぎる」と絶賛する声が上がる一方で、ケイに対し「やばい人すぎる」という声も…。
何とか気持ちを切り替えた瀬奈は、事務所へと出勤する。こずえや早川は、真戸原にはやむを得ない事情があったのではないかと言い、話し合うことを提案するが、瀬奈は真戸原と向き合うことを避けてしまう。
そんな折、祥子が体調不良で倒れ瀬奈と宇井が看病をしていると、安田(戸塚)が瀬奈の家を訪ねて来る。安田は、真戸原が去って行ったのは瀬奈のことが好きだからだと言い、瀬奈のことを一番大切に思っていることや、真戸原が悩んでいたことを打ち明け、一番大切にしたいからこそ離れるような奴だと話す。「優を救ってやってください」「優には瀬奈さんだけなんです」と頭を下げる安田の姿に、SNSでは「安田くんありがとう」「いい友達過ぎて泣ける」「ナイスフォロー」と絶賛する声が相次いだ。

一方、先に出て行った有紀(八木)を追いかけ、有紀の実家に来ていた真戸原は、有紀の苦しみに気づけなかったことを謝り、仕事を辞めたことや、瀬奈とうまくいかなかったと告げる。そんな中、有紀と真戸原の元に翠が訪ねてくる。翠は有紀に、和夫とは真戸原を引き取ったタイミングで別れたことや、真戸原家がうらやましかったことを打ち明ける。そして、自分にとっては理想で憧れの家族だったが、有紀を傷つける形になってしまったことを謝罪した。

翠から、和夫がケイのことを内緒にしていたのは心配をかけたくなかったからであり、和夫が家族のことをいつも一番に考えていたと聞かされた有紀だったが、それでもすぐに戻る気にはなれず、仙台の友人の店を手伝うことを決める。有紀と和夫と出会った時には真戸原が和夫に引き取られていたことや、有紀が和夫の店で真戸原の面倒を見ていたことなどが明らかになった。

ラストでは、真戸原が処分しようとした手帳が瀬奈の手に渡り、真戸原が書いたやりたいことリストを見た瀬奈が宇井の告白を断り、有紀の実家に向かう展開に。しかし、すでに真戸原と有紀は出発した後で、慌てて駅へと引き返す瀬奈。
瀬奈の到着と同時に電車の扉が閉まり発車するシーンで第9話が幕を閉じ、SNSには「出発しちゃった」「どうなるの」「続きが気になりすぎる」といった声が上がっている。
【第10話(最終話)あらすじ】
真戸原(松村北斗)と有紀(八木亜希子)を追いかけ駅に駆け込んだ瀬奈(川口春奈)だったが、電車は出発してしまう。一方、自宅で瀬奈を待つ宇井(田中圭)、祥子(瀬戸朝香)、咲良(稲垣来泉)。真戸原に会いに行った瀬奈を心配する祥子に対し、宇井は「瀬奈には彼が必要だ」と言って、祥子と自分を納得させる。
一同がMATO庵に戻ると、和夫(光石研)の電話が鳴る。電話は病院からで、ケイ(浅田美代子)が薬を飲んで倒れ、意識がない状態だという。それを聞いた真戸原は、自身の過去のトラウマと決別するため、瀬奈と一緒に、ケイのいる病院へ向かうことに。翌日、意識を取り戻したケイは、今までとはまったく違った様子で、病院に会いに来た真戸原と瀬奈に感謝の言葉を伝える。
退院の手続きを終え、自宅に戻るケイに付き添う真戸原と瀬奈。真戸原は、今は陶芸の仕事はしていないのかとケイへ尋ねる。今はやっていないと答えたケイは、「一番稼げそうな時期に息子が生まれてしまったせいだ」と本音を漏らす。ショックを受ける真戸原へ、さらに追い打ちをかけるようにお金の無心をするケイ。瀬奈にも迫るケイを見て、金輪際関わるつもりはないと言って真戸原はケイの自宅を後にする。しかし瀬奈は、これで終わりにしていいのかと真戸原に問う。瀬奈の言葉に改めてケイと向き合う覚悟をした真戸原は、一人でケイの自宅へと戻っていく…。
「アンサンブル」は毎週土曜日22時~日本テレビにて放送中。