新ドラマ「北方謙三 水滸伝」より、主演の織田裕二が演じる宋江の初ビジュアルが公開された。
腐敗がはびこる乱世に、正義を信じるひとりの下級役人が立ち上がった。その名は宋江。彼が記した世直しの書「替天行道」は、時代に抗う者たちの心を震わせる。裏社会に生きる者、軍を追われた者、全てを捨てた者たちが、旗のもとに集結。戦う理由は違えど、志はひとつ。信じる者のため、旗のもとに集結した108人が、国家という巨大な敵に挑む――。
本作は、シリーズ累計発行部数1,160万部を突破、未だかつて映像化されていない大河小説の金字塔を完全映像化。
公開されたのは、宋江が筆を執り、世直しを誓う書「替天行道」を書き記す劇中シーン。「天に代わって正義を行う」という意味を持ち、作中では、理不尽な世に追い詰められた者たちにとって、志を掲げる旗であり、希望の光となる。全国に散らばっていた仲間たちは、この書を読み、決起していく。物語が大きく動き出す、“始まりの火”ともいえるシーンだ。

宋江は、表向きは戸籍係として働く下級役人だが、腐敗した世を憂い、自ら筆を執って「替天行道」を記したことで、運命が動き出す。
「これまで40年近く役者をやってきたが、このスケールでの撮影は無かった」と話す織田は、「私が出演していないシーンが多数あり、そこでほかの役者たちがどう演技しているのかわからない。全ての撮影が終わり、編集され、放送までにどんな作品になるのか、いまは想像出来ない。こんなに時間と労力をかけた作品がどんな物になるのか、楽しみでしかない」と完成に期待を寄せる。
また「私が宋江という人物を演じるにあたり、最も気をつけているのは、彼は何処にでもいる普通の人だということ。晁蓋の様な漢らしいリーダーシップを持つ訳では無く、林冲や楊志の様な武の才も無く、呉用の様な作戦軍師でも無い。精神的に強いわけでも無い。悩んだり、弱味を曝け出したり…人に寄り添う宋江という男は、ただ人に寄り添う今はこれだけをキーワードに戦い、演じております」と明かした。
「北方謙三 水滸伝」は2026年、WOWOWにて放送・配信予定。

