板垣李光人演じる三之丞が、連続テレビ小説「ばけばけ」第6週・29回に再登場。「社長にしてください」と“就職活動”をして回る、その衝撃の姿に「世間知らずのまま、大人になってる」「おじじ様よりも、深刻」など、多くの反響が寄せられている。
本作は、怪談を愛する、松江の没落士族の娘・小泉セツと作家・小泉八雲/ラフカディオ・ハーンをモデルにした物語。外国人が珍しい時代、トキは世間からの偏見を受けることも覚悟の上で、彼の女中になることを決意する。
28回では、髙石あかり演じる主人公・トキがかつて松江の名家だった雨清水家のタエ(北川景子)が物乞いする姿を目撃し、視聴者に衝撃を与えたばかり。
今回はその三男、雨清水三之丞が司之介(岡部たかし)が働く牛乳屋に仕事を求めて訪ねてきたが、「社長にしてください」「格を備えております」と場違いなことを言い出し、追い出されてしまっていた。
「面接下手すぎるよ三之丞ぉ」「世間知らずのまま、大人になってる三之丞くん」「切ない場面でした」「ほんと何があったのか」「こんな感じだから…親戚とも折り合いがつかなかったのかな」「時代に取り残されたおじじ様よりも、まだ若い三之丞くんの方が深刻」など、その事情を案じる声が相次いでいる。

そして演じる板垣にも「没落した美形士族が似合いすぎる」「一目で肉体労働は無理!という強烈な説得力」「よけい不憫になっちゃう」といった声もあり、「ボロボロの三之丞に手を差し伸べるヘブン先生」にも注目が集まっている。
母・タエを演じる北川景子は「三之丞を野たれ死にさせるわけにはいかないので、食べさせていくために物乞いをして生きている」とインタビューで語っている。

「生きてくれている三之丞をなんとか立派に育てたい一心で、施しを受けても下げられなかった頭を下げられるようにもなりました。だけど、物乞いでも誇りを持つのはタダじゃないですか(笑)」と言い、「その誇りは三之丞にもどこかで持っていてほしい」と母1人子1人となった息子への思いを明かしている。
【第6週】「ドコ、モ、ジゴク。」
ヘブン(トミー・バストウ)の初めての授業が行われる。錦織(吉沢亮)が見守る中、ヘブンは自分なりのスタイルで中学の生徒たちと向き合っていく。
一方、トキ(髙石あかり)の前には借金取り・森山の息子・銭太郎(前原瑞樹)が現れ、今まで以上に激しく取りたてると宣言されてしまう。そんな中、ヘブンが花田旅館を出て一人暮らしをはじめることに。
錦織は知事(佐野史郎)の命で、ヘブンのお世話をする女中探しをはじめる。
連続テレビ小説「ばけばけ」は月曜から金曜8時~NHK総合ほかにて放送中。
※土曜は1週間のふり返り



