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【映画と仕事 vol.29】ヨルゴス・ランティモスから絶大な信頼を寄せられるフォトグラファー・西島篤司が明かす『ブゴニア』の現場

【映画お仕事図鑑vol.29】にヨルゴス・ランティモス監督をはじめ、ハリウッドの名匠から絶大な信頼を寄せられている現場カメラマン・西島篤司氏が登場! オスカー候補作『ブゴニア』の撮影現場の様子について語ってくれた。

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『ブゴニア』メイキング (C) 2025 FOCUS FEATURES LLC.LLC.
『ブゴニア』メイキング (C) 2025 FOCUS FEATURES LLC.LLC. 全 14 枚
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映画のスチールはいつ撮影?
「“何か”を感じた瞬間を」


――ここからさらに、映画の撮影現場での撮影のお仕事について、深くお伺いしていきます。監督や作品によっても変わってくるかとは思いますが、現場では実際にどのような流れで、どのようにコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくものなのでしょうか?

まず、初日に撮影の現場に行って挨拶と自己紹介をします。忙しいんですけど監督と、シネマトグラファー(撮影監督)には挨拶しておきたいですね。もちろん、初日にいきなり全員に挨拶はできないので、主要なポジションのスタッフには挨拶をしておきます。

それから、一番大事なのが、写真を撮る前に俳優に挨拶をすることですね。あくまでも映画の撮影であり、写真撮影ではないというのがありますし、誰なのかよくわからない人間が写真を撮っているというのも失礼ですので、ちゃんと挨拶をして、お互いを認識した上で撮り始めることは気をつけています。

とはいえ、初日は俳優が現場に来たら、監督が俳優の元に行って、少し話して「じゃあ、撮影スタート」となるので、なかなか時間が取れないということもあります。映画の撮影自体は長丁場なので、自分は最初から慌てて撮らなくてもいいかというスタンスでやっています。それこそ、最初の2~3日はほとんど写真を撮らないこともありますし、ちょっとずつですね。最初の内は、距離的にもあまり近づき過ぎず、正面にも行き過ぎず、徐々に良い写真が撮れたらと思っています。

『ブゴニア』メイキング (C) 2025 FOCUS FEATURES LLC.LLC.

――俳優が演技をしている際に撮影するのはリハーサルのタイミングだけですか? それとも本番中も撮影するんでしょうか

本番も撮りますね。「ここはダメ」と言われている場合を除いて、基本的に全てのタイミングで撮っていいことになっています。

本番中の様子もプロモーションなどで必要になるので撮影はしますが、それ以外のシチュエーション――もう少し個人的なアプローチと言いますか、“何か”を感じた瞬間を撮影して、それが映画のスチールとして宣伝などで使用してもらえたらと思っています。


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《黒豆直樹》

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