韓国の巨匠パク・チャヌク監督の最新作『しあわせな選択』で、イ・ビョンホン演じる主人公の妻を演じたソン・イェジンのインタビューコメント&場面写真が解禁された。
本作は、常識の枠を軽々と踏み越えた“就活サバイバル”。常にタブーを打ち破り、緻密さと完璧な美学で観客を魅了してきた巨匠パク・チャヌク監督が、現代社会に生きる誰もが直面し得る“突然の解雇”という現実を独自の視点で描き出す。

主人公・マンス役に据えられたのは、ハリウッド作品でもキャリアを積んだ「イカゲーム」のイ・ビョンホン。『JSA』以来25年ぶりの長編映画タッグとなったパク・チャヌク監督作品で新たな境地を開拓し、見事ゴールデングローブ賞で映画部門では韓国人初となる主演男優賞にノミネートを果たした。
主人公マンスを支える妻・ミリ役を演じるのは、『ラブストーリー』が大ヒットを果たしその初々しく可憐な姿から“国民の初恋”と呼ばれ愛されたスター女優ソン・イェジン。『頭の中の消しゴム』、「愛の不時着」などラブストーリーの女王として国内外から人気を集める彼女が、結婚、出産を経て本作で完全復帰を果たした。

『しあわせな選択』ⓒ2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED
この度解禁されたのは、そんなソン・イェジン演じるミリの場面写真。夫の失業を聞いて呆然とする姿や、日常の姿が切り取られている。
また今回、出演者たちによるコメントも到着。ミリという役どころについてソン・イェジンは「最初に脚本を読んだとき、少し現実離れした内容だと感じました。一方で、ミリの立場に立ってみると十分にあり得ることだと思えてきました。夫が失業したなら私もミリと同じ行動を取ったはずですし、ミリは登場人物の中で、最も理性的かつ現実的な人物と言えます。観客に共感してもらうべくリアルな役作りに努めました」とコメントしている。

今回初タッグとなったパク・チャヌク監督作品の魅力については、「韓国で俳優をしている者なら皆、一度は出てみたいと願うパク監督の作品に関われて光栄でした。パク監督の作品を言葉にするなら“曖昧と矛盾”。そこには人を引きつける魅力というか、魔力があると思います。映画館を出てすぐに『何か食べようか』と気軽に言える映画ではないですよね。パク監督の作品は観たあとも数日残像が消えません」と熱く語る。

『しあわせな選択』ⓒ2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED
また、撮影では監督の才能を肌で感じたと言い、「演出に関する特別な能力を持ち合わせた芸術家だと思います。あらゆる感覚が鋭い。美的にも、聴覚的にも、視覚的にも、すべての感覚が抜きん出ています。私から見てパク監督は、映画監督というより芸術家だと強く感じました」と撮影を振り返っている。
夫マンス役を演じたイ・ビョンホンとの共演も本作が初となるソン・イェジン。長らくトップスターとして韓国映画界を率いてきた2大スターの初共演ということでも、ファンにとっては見逃せない作品となっているが、イ・ビョンホンは彼女の演技を「人々がソン・イェジンを絶賛する理由がよく分かりました」と称賛。

それに対して、ソン・イェジンは「ビョンホンさんの出演作の中で最高傑作が何かと考えたら多すぎて選べません。共演してみてそのすごさに気づきました。彼の演じる役はすべてがとても生き生きとしていて、似ているようで違う表現をしています。私にとって“自由に演じること”が一番難しいのですが、彼は演技に力みがなく、自分の中にある表現力を臨機応変に取り出し、狙いどおりの演技を組み立てる。努力しても手に入らない、その才能が羨ましい限りでした」と、彼女もまたイ・ビョンホンの演技から刺激を受けたことを明かしている。
パク・チャヌク監督に「必要なことを正確に表現できる本物のプロフェッショナル俳優」と言わしめ、本作で“韓国のオスカー”と称される青龍映画賞主演女優賞を受賞したソン・イェジン。彼女が演じるミリの奮闘にも注目だ。
『しあわせな選択』は3月6日(金)より全国にて公開。

