日本における韓流ドラマの歴史を語る上で、2006年に放送された『宮(クン)~Love in Palace』を避けて通ることはできません。あの作品がもたらした衝撃は鮮烈でした。
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とりわけ、アイドルグループ「Baby V.O.X」の末っ子から、彗星のごとく現れたヒロイン、シン・チェギョンを演じたユン・ウネの輝きは、多くの視聴者の心に「新しい時代のスター」の誕生を予感させました。

1999年に15歳で歌手デビューした彼女は、2005年のグループ脱退を経て俳優へと転身。 その翌年に主演した『宮』で見せた、天真爛漫でどこか放っておけない女子高生皇太子妃シン・チェギョンの姿は、まさにハマり役でした。
しかし、彼女の本当の実力が証明されたのは、その後の快進撃です。2006年の『ぶどう畑のあの男』では都会育ちの女性が農村で奮闘する姿を好演し、グリメ賞の最優秀演技賞を受賞。
さらに2007年の『コーヒープリンス1号店』では、生活のために男装してカフェで働くコ・ウンチャン役を体当たりで演じました。
この作品で彼女は、韓国最高峰の「百想芸術大賞」テレビ部門の最優秀演技賞を当時史上最年少で受賞し、名実ともにトップ女優の仲間入りを果たしたのです。
その後も『マイ・フェア・レディ』(2009年)や『会いたい』(2012年)といったヒット作を連発し、「ラブコメの女王」としての地位を不動のものにしました。
順風満帆に見えた彼女のキャリアに暗雲が立ち込めたのは、2015年のことでした。中国のバラエティ番組に出演した際、彼女が披露したデザインが韓国人デザイナーの作品と酷似しているという「デザイン盗用疑惑」が浮上。この騒動への対応が遅れたことも重なり、韓国国内で激しいバッシングを浴びることとなりました。
そして、これを機に彼女は長い自粛期間に入ります。2018年にドラマ『ラブアラート』で5年ぶりの復帰を果たしたものの、かつての勢いを取り戻すには時間がかかりました。

現在は自身のYouTubeチャンネルで積極的に発信したり、2022年には人気番組の企画から誕生した女性ボーカルグループ「WSG Wannabe」のメンバーとして活躍。 俳優としてだけでなく、歌手としての実力も再認識されました。
2026年現在、ドラマの主演としての復帰作を慎重に見定めているという情報も入っており、ファンのみならず業界全体が、深みを増した「大人のユン・ウネ」としての再始動を待ちわびています。
文=森下 薫
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