今の時代だからこそ描く
“人と人との深い関わり”
――お二人の空気感が作品の魅力の一つだと思いますが、シリーズがこれだけ愛される秘訣はどこだと考えますか?
山下:この令和に薄くなりかけているご近所付き合い、地元愛、人情、目の前にいる人に対して全力でできることをしようと思う気持ちとか、そういうちょっと忘れかけちゃっている懐かしさが、じわっと伝わったところなのかなと思います。上の世代の人はその時代が長くて、僕とかもまだその時代を知っていたりして、ギリギリ残っているんですよね。かっこよくないところが皆さんに響いたのかなと、勝手に思っています。ドロンコで駆けずり回る営業ですし、義理人情ものはやっぱり大事だなあって。

あとは、やっぱりルールに縛られて則っていると、追いかけていても届かないものがあるというか。ルール内で収まらないことを、どれだけ頑張って一生懸命できるか、そういう大切さも感じます。声を大にして言ってはいないですけど、見え隠れしたりしている「頑張るぞ精神」みたいなものが、にじみ出て共感してもらえるのかなと思うんです。洒落っけなく真っ直ぐ行く、ど直球なのがいいのかなと。僕も…サウナに行ったとき、おじさんに声をかけていただけるんですよ(笑)。おじさんにも響くのは、その泥臭さが良かったのかなと思っています。

福原:私自身、温かい作品や家族もの、人と人との深い関わりみたいな作品が好きなんです。『正直不動産』は映画もドラマも、すごく大事件が起こるわけではないですけど、見ていてぽろっと泣いちゃったり、爆笑しちゃったり。見終わった後に本当に心がポカポカ温まるような、そんな気持ちを感じられる作品だと思います。山下さんもおっしゃっていたように、本当に人と人との関わりに尽きるんですよね。月下のカスタマーファーストもそうですし、どれだけその人を助けられるかという思いやりややさしさをすごくこの作品から感じます。皆さんも、見ていてほっこりやさしい気持ちになれるんじゃないかなと思っています。

▼山下智久
■ヘアメイク
北 一騎
ICHIKI KITA
■スタイリスト
Masayuki Sakurai[casico]
■衣装クレジット
スーツ¥460,000、ニット¥185,000、
シューズ¥165,000/ディオール、
時計¥2,178,000/ブルガリ
<お問い合わせ先>
クリスチャン ディオール 0120-02-1947
ブルガリ ジャパン 03-6362-0100
▼福原遥
■ヘアメイク
布野夕貴
FUNO YUKI
■スタイリスト
川崎加織
KAWASAKI KAORI
※川崎加織の「崎」は、正しくは「たつさき」

