“プレイボーイ”のコリン・ファレルが激変? “一途”な恋愛観語る
『ウォルト・ディズニーの約束』での好演も記憶に新しいコリン・ファレルを主演に、街ニューヨークを舞台に100年以上にも及ぶ運命的な愛の物語を描く…
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コリンといえば、これまで数多くのモデルや女優たちと浮き名を流してきたプレイボーイだが、本作では愛を初めて知る主人公・ピーターを演じたことで、“愛”についての考え方が変わってきたという。
本作の舞台は、2014年冬のニューヨーク。主人公は、すべての記憶を失くし、生きる価値さえも見出せないピーター(コリン・ファレル)。「オレは、なぜまだ生きている?」。彼は、時が止まったかのような若い姿のままで、100年に渡り生かされ続けていた。だが、ある出会いによって記憶が鮮明に蘇る。
それは人生の素晴らしさを教えてくれた、余命わずかの美しい令嬢・ベバリー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)との運命的な恋と、儚く散った命――1916年の記憶だった。当時、ニューヨークの裏社会を支配する男のもとで、悪事に手を染める日々を送っていたピーターは、ベバリーと出会いすぐに恋に落ちるのだが…。
なぜピーターは100年もの間、生かされ続けたのか? 様々な人々との出会いと、運命的な愛の力によって、その人生を大きく変えていく登場人物たち。原作は、1983年に出版されて以来、シェイクスピアと並ぶ傑作と絶賛されている、マーク・ヘルプリンによる「ウィンターズ・テイル」。
その神秘的な世界観を描き出すのは、世界中に感動の涙をもたらした『ビューフティフル・マインド』でアカデミー賞「脚本賞」を受賞し、本作では脚本と監督を兼任しているアキバ・ゴールズマンだ。ゴールズマン監督は、本作を「あきれるくらいロマンチックだよ。『自分もこれほど深く愛せる相手と出会ってみたい』と誰もが思えるんじゃないかな」と分析する。
また、本作で余命わずかなベバリーと恋に落ちるピーターを演じたコリンは、「ピーターを演じたことで、深い愛の可能性をより強く信じるようになった」と語る。バツイチで、かつては“ハリウッドの反逆児”と呼ばれるほどトラブルが多く、美女たちとの噂には事欠かなかったコリンでさえ、“あきれるくらい”ロマンティックな作品の主人公を演じたことで、愛の概念が変化してきたようだ。
「僕は、あらゆる愛の形を信じている。ずいぶん長い間独身で、ガールフレンドがいない状況が続いているけど、恋愛や結婚を信じている。誰かを愛するという気持ちは、たとえその人が死んだとしても、相手の人にきちんと受け継がれるものだと思う」と、本作のストーリーに感化されたかのように恋愛論を展開するコリン。
さらに、「誰かを夢中で愛することによって初めて自分という人間を知る、相手の存在を通して自分の最高の一面に気づく――それがいいラブストーリーの条件じゃないかな」と、キャリア的にも出演が珍しいラブストーリーについて語る。
「ベバリーと出会ったときのピーターがまさにそうなんだ。出会った瞬間にピンと来る。そして、お互いを思う気持ちは時間の制約を超えるんだよ」と、本作の“運命の愛”を絶賛した。
そんなコリンが演じた、一途な愛に生きた男の100年に渡る物語。ロマンティックな冬のニューヨークを舞台に、本当の愛を見つける彼の心の旅路は、現代を生きる私たちにどんな感動を巻き起こしてくれるのだろうか。
『ニューヨーク 冬物語』は5月16日(金) より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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