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“レオ×スコセッシ”だけじゃない!名作傑作がそろう“俳優&監督”名コンビたち

先日、レオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシ監督がアメリカの第26代大統領、セオドア・ルーズベルトの伝記映画を撮ることになったと報じられた。

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レオナルド・ディカプリオ&マーティン・スコセッシ監督-(C)Getty Images
レオナルド・ディカプリオ&マーティン・スコセッシ監督-(C)Getty Images 全 22 枚
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先日、レオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシ監督がアメリカの第26代大統領、セオドア・ルーズベルトの伝記映画を撮ることになったと報じられた。

1901年、42歳の若さで大統領に就任したルーズベルトをレオとスコセッシ監督のコンビはこれで長編6作目になる。この2人を筆頭に、何度も繰り返しタッグを組む俳優と監督のコンビは、互いへの信頼の厚さもあってか、数々の名作、野心作を世間に送り出してきた。

レオナルド・ディカプリオ×マーティン・スコセッシ監督


レオナルド・ディカプリオ&マーティン・スコセッシ監督-(C)Getty Images
2002年の『ギャング・オブ・ニューヨーク』に始まり、『アビエイター』(04)、『ディパーテッド』(06)、『シャッター・アイランド』(09)、と2000年代に撮ったスコセッシ監督の劇映画はほぼレオ主演。『ディパーテッド』はアカデミー賞作品賞、監督賞など4冠を果たした。コンビ作はその後も『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)、マカオのカジノ・リゾートのプロモーション用の短編作『オーディション』(15)がある。後者では、もう1人の監督との名コンビ俳優の大先輩、ロバート・デ・ニーロと共演した。

ロバート・デ・ニーロ×マーティン・スコセッシ監督


ロバート・デ・ニーロ&マーティン・スコセッシ監督-(C)Getty Images
実はレオよりも多くの作品で組んできたのがデ・ニーロ。1973年の『ミーン・ストリート』から、映画史に残る名作『タクシードライバー』(76)、体重を極端に増減する役作りから「デ・ニーロ・アプローチ」という言葉も生んだ、アカデミー賞主演男優賞受賞作『レイジング・ブル』(80)、『ニューヨーク・ニューヨーク』(77)、『キング・オブ・コメディ』(83)、『グッドフェローズ』(90)、『恐怖の岬』のリメイク『ケープ・フィアー』(91)など、ドラマ、犯罪サスペンス、コメディと多様なジャンルに挑戦した。

1995年の『カジノ』を最後に、しばらく途絶えていたコラボレーションは2015年『オーディション』で復活。レオと2人で監督の最新作の主演を競う役をコミカルに演じ、現在は久しぶりのコンビ作でNetflix製作の映画『The Irishman』(原題)を撮影中だ。

スコセッシ×デ・ニーロ×ディカプリオには、2017年4月に出版されたノンフィクション「Killers Of The Flower Moon: The Osage Murders And The Birth Of The FBI」(原題)の長編映画化で組むという話もある。

レオナルド・ディカプリオ&ロバート・デ・ニーロ&マーティン・スコセッシ監督-(C)Getty Images

ジョニー・デップ×ティム・バートン監督


ジョニー・デップ&ティム・バートン監督-(C)Getty Images
バートン監督が大ヒット作『バットマン』(89)の次に撮った1990年『シザーハンズ』で組んで以来、『ダーク・シャドウ』(12)まで8本の映画を撮ってきた。人気アイドルだったジョニーは、白塗りで傷だらけのエドワード・シザーハンズ役で新境地を開拓。その後は単なる二枚目ではなく、風変わりなキャラに挑戦し続けた。『エド・ウッド』(94)や『スリーピー・ホロウ』(99)を経て、『チャーリーとチョコレート工場』(05)から立て続けにバートン作品に出演。『アリス・イン・ワンダーランド』(10)や『ダーク・シャドウ』など、メイクや衣裳に凝りまくった役作りも話題を呼んだ。

クリスチャン・ベイル×クリストファー・ノーラン監督


クリスチャン・ベイル&クリストファー・ノーラン監督-(C)Getty Images
『バットマン ビギンズ』(05)に始まるシリーズ3本、『プレステージ』(06)でも主演を務めたクリスチャンは、ほかにもデヴィッド・O・ラッセル、テレンス・マリック、アダム・マッケイなど多くの監督の作品に複数回出演、ラッセル監督の『ザ・ファイター』(10)でアカデミー助演男優賞を受賞した。

ノーラン監督もトム・ハーディ、マイケル・ケイン、キリアン・マーフィなど、同じ俳優の起用を好み、1作ごとにお気に入りが増えている状態。ケインはノーラン監督から「あなたは僕の幸運のお守りだ」と言われことを「Metro News」で2012年に語っている。

ライアン・ゴズリング×ニコラス・ウィンディング・レフン監督


ライアン・ゴズリング&ニコラス・ウィンディング・レフン監督-(C)Getty Images
『ドライヴ』(11)『オンリー・ゴッド』(13)に主演したライアンについてレフン監督は「僕たちは創造的結婚をした。僕が母親で彼が父親になって、この子(『ドライヴ』)に命を与えた」と2011年、同作を出品したカンヌ国際映画祭で語っている。

マット・デイモン&スティーヴン・ソダーバーグ監督


マット・デイモン&スティーヴン・ソダーバーグ監督-(C)Getty Images
『オーシャンズ11』(01)で初顔合わせをした2人は同作の続編『オーシャンズ12』(04)『オーシャンズ13』(07)に出演、さらに『インフォーマント!』(09)や『恋するリベラーチェ』(13)にも登場。『コンテイジョン』(11)『チェ 39歳 別れの手紙』(08)など、主演ではなくカメオ出演に近いものまで含めて7本に出演している。

ジョージ・クルーニー×スティーヴン・ソダーバーグ監督


ジョージ・クルーニー&スティーヴン・ソダーバーグ監督-(C)Getty Images
マットに次ぐ6本に出演しているのはジョージ。『アウト・オブ・サイト』(98)に主演し、次に組んだ『オーシャンズ11』(01)が大ヒット。続編2本や『さらば、ベルリン』(06)でも組んだ。ジョージの監督作『グッドナイト&グッドラック』(05)ではソダーバーグ監督が製作し、監督と俳優に留まらない協力関係を築いている。

ジョージはコーエン兄弟監督とも相性が良く、『オー・ブラザー!』(01)『ディボース・ショウ』(03)『バーン・アフター・リーディング』(08)、『ヘイル、シーザー!』(16)に出演している。今年のヴェネチア映画祭に出品したジョージの監督作『Suburbicon』(原題)はコーエン兄弟が脚本を手がけ、マット・デイモンが主演。

ペネロペ・クルス×ペドロ・アルモドバル監督


ペネロペ・クルス&ペドロ・アルモドバル監督-(C)Getty Images
ハリウッドで活躍しながら、ペネロペが母国スペインで出演し続けたのが、アルモドバル監督の映画。10代の頃、監督の『アタメ』を見て女優を志したという。『ライブ・フレッシュ』(97)『オール・アバウト・マイ・マザー』(98)『ボルベール〈帰郷〉』(06)ではスペインのアカデミー賞に当たるゴヤ賞主演女優賞を受賞。『抱擁のかけら』(09)、国際線機内が舞台のドタバタ・コメディ『アイム・ソー・エキサイテッド!』(13)にも出演。彼女監督を師と呼び、彼はペネロペを“ミューズ”と呼んでいる。

クリステン・スチュワート×オリヴィエ・アサイヤス監督


クリステン・スチュワート&オリヴィエ・アサイヤス監督-(C)Getty Images
私生活のゴシップの影響に悩まされていたクリステンは、フランスのアサイヤス監督のもと、ジュリエット・ビノシュ演じる大女優のアシスタントという役柄で『アクトレス~女たちの舞台』(14)に出演、好評を得た。監督の次作『パーソナル・ショッパー』にも主演。どちらもセレブの孤独な内面を知る彼女ならではの名演を見せた。

《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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